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2023年9月11日
株式会社アルヌールは、2022 年 12 月 15 日公表の「微細藻類による牛のゲップ由来メタンの削減効果に関する研究開始のお知らせ」のとおり、アルヌールの培養している微細藻類が SDGs の目標13「気候変動に具体的な対策を」を実現すべく、牛のゲップ由来メタン抑制効果によるカーボンニュートラルの実現に向け、微細藻類の新たな可能性の研究を進めてまいりましたが、この度、この研究によりアルヌールにおいて室内培養している天然物である微細藻類の成分が、無添加の場合と比較し、インビトロ法により牛のゲップ由来メタンの抑制効果の可能性があることが確認されました。
【研究の結果】
◆ アルヌールの培養している微細藻類からフコキサンチンを抽出した 抽出後の微細藻類によるインビトロ法によるメタン産生量削減効果
①無添加
②抽出後微細藻類 3.3%添加:18.6%の削減効果
③抽出後微細藻類 5.0%添加:40.8%の削減効果
今後もアルヌールでは、牛の成長や健康にもプラスになる微細藻類由来飼料の研究開発を通じて、微細藻類の培養における CO2 の削減とともに飼料化によるメタンガスの削減を目指してまいります。
※1 牛のゲップ由来メタン
メタンの温室効果は、温暖化の原因の二酸化炭素の 25 倍以上であり、1995 年に開催された第 1 回の気候変動枠組条約締約国会議(COP)から「反芻(はんすう)動物(牛、羊、山羊など)のゲップ由来メタンは地球温暖化の要因」と指摘され、世界各国がゲップ対策に取り組んでいます。
※2 インビトロ法
試験管や培養器等の中でヒトや動物の組織を用いて、体内と同様の環境を人工的に作り、そこで行う実験のこと。
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